東野 圭吾「仮面山荘殺人事件」

東野圭吾

作品:仮面山荘殺人事件

東野圭吾

著者:東野 圭吾

出版社:1990年12月22日 株式会社徳間書店

あらすじ

8人の男女が集まった山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。
銀行強盗達は8人にピストルを付き付け、山荘に立てこもる。
緊迫した状況の中、ついに1人が殺害された。
しかし、状況から考えて、殺人犯は強盗達ではあり得なかった。
残る7人は疑心暗鬼に駆られ、疑惑の目は数ヶ月前に起こったある事故に向けられた。
事故の真相が明らかになる時、銀行強盗による立てこもり事件は予想外の結末を迎える。

感想

この小説を読んだきっかけは、あらすじに強く惹かれた事です。

外部との連絡手段が絶たれた館の中で起こる殺人事件。しかし、一番怪しい人は明らかに犯人ではない

この王道的なクローズド・サークルだからこそ、間違いなく面白いと思わせてくれるシチュエーションです。
しかし、「王道的な館ものだろう」と思いきや、読み終わってみるとかなり異色のストーリーで驚きました。
何しろ「仮面山荘殺人事件」と言うタイトルにも関わらず、タイトルにもある「重要な出来事」が起こらないのですから。

それはこの小説の最大のどんでん返しはまた別にあります。
ラストはあまりにも型破りで、しかもストーリーを根底から覆すようなもので、読み切ったあと「そんなのアリ!?」と、驚きと悔しさが入り混じった何とも複雑な気持ちを抱いたのですが、じわじわと面白さが胸にきて、まんまと二度読みさせられてしまいました。

二度目だと、「各章の副題すら伏線だったのか」と気付き、思わず感心してしまいますが、異色のストーリーとは言え、シチュエーションは王道的で視点の転換もないため、物語にとても入り込みやすかったです。
また、基本的には閉ざされた山荘の中だけでストーリーが進むので、登場人物の把握が簡単で読みやすく、台詞も適度に多くて意味や読み方がパッとわからないような難しい言葉も一切ありません。

オチを考えながらじっくり読んでも、深く考えずに流れのままに読んでも良い、お好みに合わせて読める作品だと感じました。

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