石北本線 金華信号場(北見市)

金華駅

2016年3月26日に廃駅、そして信号場となった金華信号場(旧金華駅)。
生田原駅で「次の駅はどこかなー」と調べていたら、「金華駅(金華信号場)」と出てきたので行ってみる事に。
(生田原駅と金華駅の間に常紋信号場があるが、雪が多過ぎて行けなかった)

遠軽の生田原から北見の留辺蕊へと抜ける国道242号線(置戸国道)の途中にひっそりと佇む金華信号場は、注意して見ていなければ通り過ぎてしまうほど分かりにくい場所にある。
金華駅

2016年3月26日と、比較的最近まで駅として機能していたので、駅舎は割としっかりしている。
金華駅
北見市
北見市
北見市

1980年代まではそれなりの集落があり、お店などもあったらしいが、2015年の国勢調査では金華地区の人口は7世帯13人。
見える範囲の建物はほとんどが廃屋らしく、人の気配がなかった。
(電線も通じてない)

まぁ、峠を越えた山の麓だし、住むには厳しい場所だろうから仕方ないと思うのだが。
金華駅
金華駅
金華駅

乗用車やトラックなども、動かした形跡は全くない。
金華駅
金華駅

実は駅舎に「常紋トンネル工事殉職者追悼碑まで300m」と言う看板が掛けてあったんだが、この時は特に気にしなかった。
帰宅して検索画面に「金華駅」入力すると「金華駅 心霊」、「金華駅 常紋トンネル」と言った候補がやたらと出てくるので「何事か!?」と思って調べてみると・・・
金華駅

生田原と金華駅の間に「常紋トンネル」があり、このトンネルにまつわる怖い話・・・人柱伝説。

標高約347m地点で周りにほとんど人が住んでいない地域、しかも全長507mものトンネル掘削は困難を極め、実に36ヶ月もの年月を要した。
このトンネル掘削は道内、道外の刑務所に収監されていた者達による、いわゆる「タコ部屋労働」によって行われた。

労働環境は過酷、劣悪の極みだった事から逃げ出す者も多かったが、元々人気のない山間での労働だったため、遭難して命を落とす者や捕まってひどい体罰を受けて死亡する者も多く、死者は100名を超えたと言う。

しかも遺体はそのまま現場近くの山林に埋められた利、「人柱」としてトンネルの壁に埋められたと言い伝えられており、トンネル開通後は原因不明の車両の急停車事故が度々起こり、乗客や職員による幽霊の目撃談が後を絶たなかったらしい。

そう、「言い伝えられている」と言う、未確認の噂や都市伝説だった。

しかし、その噂が事実となる出来事が起こった。

1968年の十勝沖地震でトンネルの壁面が損傷し、1970年に改修工事が行われた際、レンガの壁から複数の人骨が発見され、人柱の噂や伝説が「事実」だった事が証明され、日本中を震撼させた。

さらに、周辺の山林からも約50体もの遺骨が発見され、犠牲者の慰霊のために歓和地蔵尊や常紋トンネル工事殉難者追悼碑が建てられた。
(以前から山菜取りに来た近隣の住民が人間の手や足の骨を発見したと言う話がある)

・・・こんな事があったとはつゆ知らず、ズケズケと入り込んで写真を・・・

でも、知る事ができて良かった。

役場の人にその話をすると、普通に「ああ、常紋トンネルか。でも、北海道はそう言うの多いよ」と。

これも北海道のリアルな歴史だ。
北海道に住む者として、ちゃんと言っておかないとね。




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